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高円寺 美容室 シエスタカーサ タカツグのブログ 

髪はあなたの印象をかえます。 髪が変わればあなたも変わる と信じています   杉並区 高円寺 美容室シエスタカーサで店長をしています。 毎日のサロンでの仕事、カット、パーマ、カラー、  そしてストレートパーマ(縮毛矯正)などの お客様に説明が足りていないことなどをすこしづつ書いていきます。 毎日更新中

ストレートパーマで最近思うこと。

2012.09.09 (Sun)
結論
ストレートパーマはいろいろな問題があり、
この問題のおかげで美容師は右往左往している。


いろいろ検討して考えた結果です。



美容師はお客様の髪をどうにかしてまっすぐしたいと思っています。
だからいろんな情報をつかませられ、こっちのストレートパーマの方が伸びるとか
このやり方の方が真っ直ぐなりやすい。
と散々言われてきました。

私もたくさん右往左往させられました。

で結局メーカーの言うとおりしても、その行う人の「カン」に頼るものがおおきすぎて
薬の力では伸びないし痛む。が結論です。





メーカーにはパーマ液の自主規制値というものを順守する必要があるのです。

ストレートパーマの薬には

還元剤
アルカリ剤

というものが入っています。
この二つとも入っていないとパーマはかかりません。

一般的にアルカリ度数、PHが高いほど髪は軟化して痛みます。




ところが還元剤には自主規制値が存在しているのですがアルカリ剤には規制値はありません。
つまりメーカーが作るパーマ液は還元剤濃度を
上げることはできないので、アルカリ度数、PHをあげるということしかできません。




伸びない髪はなるべく強いアルカリ剤を使い髪をたっぷり傷めることを前提にしているのです。
このため術後○時間濡らさないでくださいということになりました。アルカリが残るためです。


逆をいえばこの規制値がなければ低アルカリ度数、PHを下げるということができ、なおかつ
ヘアダメージを抑えたストレートパーマができるということです。


つまり
今のメーカー品だと
低還元
高アルカリ
なのですが

理想は
高還元
低アルカリ
だと思います。


でも
これではメーカーが悪いとは思いません。だって自主規制値を作ったところに問題があるんですよね。
ちなみにこれ守らなくても法律違反ではありません。自主規制値ですから。


メーカーは還元剤=ダメージの原因と揶揄しているように感じます。
還元剤にはいろいろ種類があります。
チオグリーコール酸やシステアミン、システインなどなど
実際濃度は変えられないので種類であの手この手を使うことになるのです。


医薬部外品ではなく、化粧品登録だから
安全です。とか髪に優しいんですとか、痛みませんとか

化粧品登録のストレートパーマは登録の違いであって痛みとか優しいとか関係ないですから。





美容師の目を還元剤の種類に向けさせ、さも新しい発想みたいな感じで新しい商品を売る。


でも実際問題、一番の問題はアルカリだった。アルカリを下げたほうが目に見えて違うよ。
つまり還元剤の種類ではなく、還元剤濃度の問題だったっていうことでしょ。

この辺からメーカーのものは残念ですが信じられなくなってきました。
メーカーが作っているストレートパーマ(縮毛矯正)では真っ直ぐならない髪が
ある。またはまっすぐなったとしても、ビビリや戻りのリスクが高くなるのがわかっていながら

それらの問題はすべて美容師の技術のせいと考えられている。
美容師の「カン」に頼っているのですが、もうすでに複雑になりすぎて「カン」が
必ずしも頼れなくなっているのが失敗の元です。




あともうひとつ
パーマがかかりにくい
油抜き
でも触れましたが油で掛かりにくくなっているのも事実です。

これには全くメーカーは触れません。なぜ?
油抜きする方法を考える方が
とっても大事だったじゃん
新発売のノンシリコンシャンプーですって。

散々油たっぷりの髪にしておいて…これじゃパサパサになるだけだよ。
普段パサパサを育成しているんですよ。

失敗したらすべてこのパサパサが出てきますね。



なるほど これで油たっぷりのトリートメントを売るのね。

消費者なめてんなぁ~

どの薬を使ってもうまくできちゃう人もいると思いますが
常に100%というわけには行かないと思います。
以下に90%以上の出来をキープできるかがプロの技だと思います。


どの言葉を信じるのかはお客様次第です。でもこれが西沢の結論です。






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